面倒なので昼間に書く。


朝電車に乗って大学に行く。
下宿は歩いて五分のところに小田急の駅があるので引っ越さずに住んでるわけです。
というわけで、既にすし詰め状態の車内に無理矢理体をねじ込む。すいません、ちょっと入りますよ…


車内は既に乗車率200パーセントを余裕で突破している。そう。ここは戦場。
オッサンの鼻息がうなじを襲う。臭い。
この前鼻くそをとばされた経験からオッサンを肘打ちして方向転換させる。
なーに満員電車だから誰がやったかなぞ分かるまい。


下北沢でおりる時オッサンは俺の顔を見て舌打ちをする。
低能ホワイトカラーめ。いずれ行政処分してやる。


代々木上原駅で降りると目の前に千代田線の無骨な車体が待っている。
こいつに乗って根津まで一直線。


混んでいた車内も日比谷あたりまでくると大分空いてくる。
周囲にご老体がいないことを迅速に確認しつつ優先席に滑り込み、民法の予習。


何人かの客が座席を求めて隣の車両に移るために連結部のドアを開けていく。
大抵の奴はドアを閉めずにそのまま去って行く。
俺の前に座っているカップルの男がその都度ドアを閉めている。
神経質な野郎だ。
と思っているとどうやら彼女が風邪らしく、彼女に少しでも風があたらないようにという配慮らしい。


彼女のことを思ってるのかも知れないけど、俺には迷惑かけてるわけで。
しかも俺の目の前で叩き付けるようにドアを閉めている野郎は残念ながらどうみてもオタクっぽいサラリーマン。
おまけに相方もブスときたもんで。


例えば高校生のカップルや美男美女がやってるんだったら多少は微笑ましいものの、不細工な社会人がやってるとただただ閉める音が耳につく。


住みづらい世の中に住んでるもんだ。